
こんにちは。
今回は、「日本における日本人へ対する奨学金制度」について書いていきます。
普段私たちが生活する日本という国はとても変わった国のように思えます。私は一年の大半を海外にて暮らしているのですが、海外にいる時、母国日本を考えたりするとまるっきり違った見方ができ、様々な観点より俯瞰した状態で日本を眺めることができます。
一番それを実感できる人間だと、海外移住をした方や海外と日本のデュアルライフをしている方だと思います。
改めて言いますがこれらの方は「実感している」ということで、すべての人間が理解しているかとなると一概にそうではありません。あくまで感覚的な話で、私の経験上、それらすべての人が違和感を感じたりする本質までは到達していないかのように感じます。
冒頭のこの部分で何が言いたいのかというと、「物事を俯瞰して眺めると今まで見えなかった側面に気がつき始める」ということです。
物事が起きた時、それらを一番よく理解しているのは”当事者”で、第三者という存在がいますが彼らは当事者のように体験している訳ではないため理解はないものの、もう一方で、当事者は第三者のように俯瞰して眺める事ができない。
こららのことは日常生活を送っていく中で理解しやすいんじゃないかと。ようは、当事者と第三者との根本的な違いはここにあります。
この点を抑えてみると、当事者と第三者とでは当然のことながら物事の見方や捉え方が大きく変わってくるのが分かります。
では、そこで当事者が第三者のような見方や捉え方を出来るようになったらどうでしょう??
私は無敵だと思います。
もっといえば、
・とことん当事者
・とことん第三者の視点
のように、それぞれ幅を利かせること、深みを持たせることで、当事者はものすごく強くなっていくと思うわけです。
〇参考記事:とことん当事者、とことん第三者を自分ひとりで完結させる必要性とテクニックを解説します
「奨学金の実体|日本へ来る海外留学生は月額14万もらい返済義務なしです。この国はどこの国なんでしょうか」と題した本コンテンツをお読みいただいているわけで、冒頭からなかなか本題に入らないな~と思われた方もいるでしょうが、これから話す内容は上記つまり「当事者」と「第三者」がキーワードになってくるため、あえて強調して前置きしておきました。
日本へ来る海外留学生は毎月14万前後の奨学金をもらっています。しかも返済義務なしというから驚き
詳しく内容をまとめてあるサイトがあったのでまずは以下をご参照ください。↓
---------------------(以下、こちらから転載
日本人学生を海外に派遣するための予算は、今年度で年間36億円だが、「日本政府は外国人留学生の受け入れに、昨年度306億円、今年度294億円の予算を組み、現在、日本国内に1万に以上いる外国人の“国費留学生”は、学費のすべて日本国が負担しています。
文部科学省はホームページで“学生の双方向交流の推進”を謳っていますが、日本人の国費留学生の数と比べれば、大きくバランスを欠いているのではないでしょうか」(元衆議院議員中森福代さん)
日本の学生向けの予算の10倍近い額を、外国人のために用意しているのだ。一体外国人留学生一人にどれだけの税金が使われているのか。
文部科学省に尋ねると、
「国費外国人留学生には今年度、1万1006人を対象に、入学金及び授業料をすべて負担するほか、学部生の11万7000円から博士課程在籍者の14万5000円まで、月々奨学金を給付します。これは地域によっては、月額2000円または3000円を加算しています」
悪びれることもなくそう説明するのだが、中森さんが指摘する。
「彼らは、一人当たり年間1500万円にもなるという医学部の学費でさえ免除されます。それに、返済義務のない奨学金のおかげで、アルバイトをしなくても生活でき、勉学に専念できます。また、日本までの往復の飛行機代も日本国が支払っているのです」
日本人学生向けの奨学金は、いわば“ローン”に過ぎないのに、外国人留学生には我が国から“小遣い”を含め、ざっと年間250万円ほどが一人づつに投じられている計算になる。
しかも“小遣い”の支給期間は学部留学生なら4年間、ではない。
元警視庁刑事北京語通訳捜査官で作家の坂東忠信氏がいう。
「学部留学生で5年、高等専門学校で4年と、卒業に必要な在籍年数より1年長く、給付奨学金の支給期間が定められています。最初の1年は日本語習得のための期間とされ、日本語を学んでこなくても、面倒を見てやろうというのです」
いやはや、世のバカ親もかくや、という過保護だが、要は、過保護が可能な予算が組まれているのだ。
その中で“国費留学生”のための額だけ見ても、日本人向けは13年度で4億円に過ぎないが、外国人向けは187億円に登るのである。
また、現在12万人超が日本に滞在している私費留学生の一部は、国費留学生ほど優遇されないものの「月当たり4万8000円~6万5000円の学習奨励費が文科省から与えられ、返済義務はない。
また滞在期間が1年以内の短期留学生約5000人にも、月額8万円の奨学金が給付されています」
---------------------(転載ここまで)
この国の役人はなぜ日本の学生を優遇させないの?
さて、問題はどうしてこんなオカシナ法律・制度になっているのでしょうか。
どうして自国の学生よりも日本へ来る海外留学生を優遇するのか?
考えるだけで憤りがしていますが、この件についてもっと私たち若い世代は声上げて現制度を変えていかねばならないことで、断じてほおっておくべき問題ではないはずです。
そして、これは私たちの上の世代の人間が取り決めたことだということを、私たち若い世代の人間は理解しておけねばならない事実であります。
先ほどの転載で分かったと思いますが、残念ながらこれが日本の実態なんです。寂しいですよね。
だから、「オカシイ」ことはきちんと「ちょっとそれオカシイぞ」と声に出して実際に行動していくことが意思表明となり問題が改善されていくキッカケとなり、結果として健全な社会が維持または作られていくようになります。
一番してはダメなことが「無関心」「ほっておく」これが、一番まずいです。直接的に自分たちに跳ね返ってくので、だとすればしっかり頭に入れておかねばなりませんよね。
2017年より日本奨学金機構は「給付型の奨学金」を導入しましたが、それでも一定の条件付きであり、一般的な「貸与型の奨学金」が学生にとって主流である現状。
海外も同じなんじゃないの?いいえ、自国の学生を最も優先させた制度になっています。
とんでもございません!
こんな訳の分からない制度、日本だけですよ。
---------------------(以下、こちらから転載)
OECDの統計によると、欧米の大学の場合、外国人留学生は自国の学生に比べて平均約3倍の授業料を払っている。オーストラリアは自国民の授業料が円換算で約45万円に対し留学生は約130万円、カナダは約36万円に対し約95万円、イギリスは約22万円に対し約170万円である(これは平均であって、一流大学となれば授業料は跳ね上がる)。
これが先進国の常識であり、留学生を自国学生より優遇する国などない。
---------------------(転載ここまで)
これが普通の考えですよ、当たり前です(笑)転載内にもある通り、留学生を自国学生より優遇する国などあるはずないのですが、残念ながら日本がそのようです。。
「訳わからない」を通り越す得も言われぬ感情になってしまいます。
【まとめ】我が国において”日本人よりも海外留学生が優遇されている”という事実を知りましょう。次の行動が見えてきます
日本諸学金機構もようやく給付型を取り入れたようで、このことは評価に値しますが、まず順番が逆。
とはいえ、奨学金を受けることができる学生が増えていくわけなので喜ばしいニュースであることに変わりはありません。
ただ、よくよく見てみるとそこには「条件付き」であることが明記されてあるので、各自で確認してみてください。一応、リンクを張っておきます。
ざっくりいうと、
「高校の成績5段階のうち、平均して3・5以上であること、これに該当しない生徒でもぢ亜額卒業後社会で活躍する意思がある生徒はOK」
と、なっています。
〇参考記事:
〇参考記事:
奨学金の件については、個々の置かれている状況で捉え方がまるっきり違ってくると思います。
高校生であれば、給付型の奨学金制度ができたのでどんどん活用していくことをお勧めします。
そして、現在既に大学等を卒業し社会人や一人の人間として奨学金を返済している方、この記事をご覧になってどう感じたでしょうか。現在あなたは奨学金を返済している、かたや日本に来る海外留学生は月だいたい14万円前後受け取り、かつ返済義務なし。
奨学金制度ひとつとっただけでもこれだけの問題がはらんでいる。
このように現在ある日本の法律や制度ってオカシナことだらけなんです。それをこのブログにて私は言及し、国家に対して異議申し立てをする一役を担っております。